手作り石鹸で、四十路中年脂の頭皮もスッキリ洗えます

皆さんは、手や体を洗う時に何を使いますか?
ボディーソープ・ハンドソープのような液体石けん? 昔ながらの固形石鹸?

私は温泉巡りが大好きなのですが、市販のシャンプーやボディーソープが合わない場合があるので、愛用の石鹸・シャンプーを必ず持っていきます。
何なら車にも「お風呂セット」が積んであるくらい、万全の準備をしています。

そんな私が愛用しているのが「オリーブ石鹸」。
アレッポ、マルセイユ、など色々な種類がありますが、気に入っているのはこちらです。

サボンドマルセイユ ラベンダー150g [マリウスファーブル社]
商品サイズ:78mm×37mm×55mm
内容量:150g


このマルセイユ石鹸で20年近く問題なかったのですが、齢40を迎えて一つ困ることが起きました。
加齢で頭皮が臭い」問題が発生したのです。

シャンプー&コンディショナーは、美容院の「お高い」もの(セットで1万円する)を使っていて、特に肌トラブルも無かったのですが、中年脂に洗浄力が追いついていない様子。
夜、お風呂で髪の毛を洗っても、翌朝には若干のベトつきを感じてしまうのです。

ネットで検索すると、石鹸で髪を洗うと良いとか。・・・・・・固形石鹸で?


外出する予定のない日に試してみました。マルセイユ石鹸で髪を洗いましたよ。
(クエン酸リンスも準備しました)

結果:地肌は凄~~く! スッキリ!! 髪は若干ゴワつきました。

うん、悪くない。それならば洗髪に最適な石鹸を探すまでよ!!

オリーブ石けん、マルセイユ石けんを作る―「お風呂の愉しみ」 テキストブック
この本は絶版のため、中古本かKindle版での購入となります。
手作り石鹸の本を一冊だけ買うのなら、この本がお勧めです。


世の中には「シャンプーバー」なるものが存在しているようです。髪を洗うことができる固形石鹸だそうです。
しかし、効果を自分の好きなようにコントロールできる「手作り石鹸」を知って、とても魅力を感じました。

とりあえず図書館へ(5年以上ぶりに)行き、本を借りてきました。
「本は買う派」の私ですが、この本が絶版なのを知り、図書館の存在を思い出しましたよ。

この本を読んで、脂肪酸組成の調査を始めてしまったくらい、油って奥が深いんですね。
ちなみに、図書館を5ヶ所巡り、石鹸関連の本を17冊読みましたが、上記で紹介した前田京子氏の本は3回借り直しましたよ。それくらい有益な本でした。

色々道具を揃え(以下略)
苛性ソーダを薬局で買い(以下略)
作った石鹸がこちら!

何とも地味な色ですねぇー。オリーブ石鹸なんて茶色くなる運命なんですけどね。

左にあるのは、ソープカット台。作りました。
石鹸を自作する人向けのショップでも、似たような商品はあるのですが、サイズが合わないのですよ。
売っている商品は専用アクリル型や牛乳パックで作る人向けのサイズで、私のように玉子豆腐器で石鹸を作ると幅が足りないのです。

でも自作は簡単ですよ。

  1. ホームセンターで、パイン材(厚さ13mmとか18mmとか)を買い、カットサービスで切ってもらう。
  2. 紙やすり(600番あたり)で小口を磨く。指に木片が刺さらないようにする目的です。
  3. ワイヤーカッターが落ちる場所を、1mm幅で彫る。カッターナイフで彫れます(パイン材だから)。
  4. 木工用ボンドで接着し、1日くらい乾かす。

木材が300円くらい、カットサービス代金が120円。
紙やすりは自宅にありましたが、買えば1枚80円とか100円くらいのはず。
サイズの合わない型を使う場合は、ソープカット台も自作してみたら便利になると思います。

【手作り石鹸レシピ】
ココナッツオイル:15%
シアバター:15%
オリーブオイル:25%
マカダミアナッツオイル:25%
太白ごま油:10%
ヒマシ油:10%
(OP)ホホバオイル:オイル総量の1.5%程度
鹸化率90%
水分36%

苛性ソーダ量は
手作り石鹸用アルカリ計算機(カフェ・ド・サボン)
アルカリ計算&石けんシミュレーション(手づくり石けんの店ツクツク)
を使うと便利だと思います。


これで敏感肌でも使える、手作り石鹸の完成です。
オリーブ石鹸で材料費を計算したところ、約1/4の値段で作れます。(残りは人件費や運送費でしょうね)
上記のレシピは、100g換算230円くらいで作れるので、自作の手間を厭わない人はぜひお試しください。

食品添加物・合成洗剤でアトピーが悪化するので、できるだけ減らそうと努力しています。
(生活の便利さとトレードオフの関係ですけどね)


以下、私の「こだわり」です。
興味が無ければスルーしてください。

ココナッツオイルは起泡性を担います。ラウリン酸が肌を乾燥させるので使用量を減らしたいのですが、今回は15%にしました。最終的に12%まで減らす予定です。

パーム油は石鹸の固さを担うのですが、含まれるパルミチン酸が皮脂腺に良くないと言われているため、シアバターに置き換えてステアリン酸で固めるようにしました。シアバターは鹸化するなら13~20%が適量らしいので、今回は15%にしました。オプションで加えるなら5~10%らしいですが、この場合のレシピはパーム油を使うため試す予定はありません。

ごま油は、意外だったのですがリノール酸が多く、アルガンオイルやスイートアーモンドオイルよりも多いのに、ビタミンEが含まれるので酸化しにくい特性もあるので使いました。使い心地が「さっぱり」するらしいので、季節によって比率を変えたら良さそうだと思っています。

ヒマシ油は、皮膚のため。アトピーの肌激弱YouTuberの方が、ヒマシ油が良いと解説(動画)してくれていました。手作りハンドクリームはヒマシ油で作りましたよ。イボが取れるのを期待して毎日首に塗っています(笑)。
油脂では珍しいアラキジン酸を多く含んでいます。泡立ちを維持するのにも貢献します。石鹸には5~10%が適量です。洗いあがりの髪がサラサラになるので、シャンプーバーには必ず含まれている油です。

マカダミアナッツオイルも皮膚のため。パルミトレイン酸を多く含む油は数種類ありますが、スーパーでも手軽に入手できるので使いました。

こめ油は使っていません。トレースが早くなるので加える人も多いのですが、私が米アレルギー(もち米系がダメ)なのです。
ササニシキ系統ならば大丈夫なのですが、生産・流通量はほんの僅かなので、こめ油はもち米系統から抽出した油と推定し、採用しない判断をしました。
ヒマシ油を使っていれば十分にトレースが早まりますので、特にこめ油を使う必要性も感じていません。