Alexa、便利ですね。
世の中のイノベーター・アーリーアダプターな人々から見たら「そんなの知ってるよ」と思うのでしょうが、私は自分自身をアーリーマジョリティだと思っていますので(本当か?)、Amazon Echoが発売されても様子見していました。
2019年に入って仕事で少しAlexaを使うことがあり、「意外と便利かも」と思ったのが購入のきっかけです。
今となっては「もっと早く買っておけば良かったなぁ」と思うくらい便利なので、実際に使ってみた感想や、もっとこんな機能が欲しいという要望などを書いていきたいと思います。
私は賃貸マンションに住んでいますが、十分にIoTの恩恵を受けることができていますよ。
目次
Alexa導入前の生活
世間一般に言う、普通の生活だと思います。
リモコンは、テレビ・エアコン・CDコンポ・Fire Stick TV。
Fire Stick TVを使っている時点で、既にAmazon派なのかな?(Chromecastじゃないんですよねぇ…)
Fire Stick TVは2016年1月頃に購入したのですが、年末年始は大活躍しています。配送料無料・配送日時指定をするためにプライム会員になりましたが、Prime Videoも中々侮れないですよ(2019年1月末まで劇場版エヴァンゲリオンが視聴できたりとか、時々驚くような内容がありますからね)。
Alexaを買うなら家電リモコンも一緒に買うべき
Amazon Echoを買う前に色々調べていたら、家電リモコンも一緒に買うべきという意見が大半を占めていました。
確かに、天気や交通情報、音楽を流すのも便利です。
でも、音声認識をしてくれるのなら、家電も操作したいですよね。
ということで、評判の良かったラトック社の「スマート家電コントローラー RS-WFIREX3」を購入しました。
RS-WFIREX3の便利な点は、以下の通りです。
- ネット(外出先)から操作できる
- スマホから操作できる
- タイマー機能がある
- 設定で、複数の操作を一気にさせることができる(マクロ機能)
- AlexaやGoogleアシスタントから、声で操作できる
- 国内メーカー
- 日本の一般的なリモコンは、最初から登録してある
- 温度・湿度・照度も計測できる
1から5番までは、現在発売している家電コントローラーならば、大抵は対応していると思います。
ラトック社のRS-WFIREX3は、「国内メーカー」で「リモコンを事前登録してある」のが、一番の強みです。
海外製の家電コントローラーの場合、メーカーを選ぶ時に知らないメーカー(海外メーカー)がズラリと並んで、例えばパナソニックを探すだけでも大変です。RS-WFIREX3ならば、国内主要メーカーは網羅しているので迷うことも無かったです。
本当に簡単に、5分もかからずにエアコン・テレビの設定が終わりました。
Alexa導入後の生活
「アレクサ、おはよう」と言うと、エアコンを起動し、天気予報を教えてくれるように設定してあります。
「アレクサ、おやすみ」と言うと、エアコンを止めてくれます。
仕事から帰る途中で、スマホからエアコンを起動しておき、暖かい部屋に帰ることができます。これ、夏なら涼しい部屋にできるんですよね。今まではタイマーで何とか頑張っていたんですが、残業とかで予定がずれると「電気代がもったいないなぁ」と思っていたので本当に助かります。
また、RS-WFIREX3は、温度・湿度・照度も計測できるので、外出先でスマホからチェックできます。
温度が高い(低い)などでエアコンの止め忘れに気づいても、スマホでON/OFF操作ができるので安心です。
書いていて気づきましたが、私の場合はAlexaよりも家電リモコンを活用していますね(笑)
リモコンも減らすことができました。
特に左から2番目の丸いリモコン。テレビ用なのですが、丸いのでリモコンラックの中でコロコロ転がって邪魔なのです。
何で丸いリモコンを作ったのよ?と文句を言いたいくらい邪魔です。
これを普段使わなくて済むので、ストレスも減ります。今は引き出しに収納していますが、このまま出さないでしょうね。
エアコンのリモコンが黄ばんでいますが、10年前の機種なのでプラスチックが経年変化しているためです。
10年前の機種でも、赤外線リモコンなら「汎用リモコン」で設定すれば今までどおり使えます。
(むしろ性能UP!なのですが、詳しくは後ほど)
Alexaの不満点
「アレクサ、ナビタイムでMy路線」と言えば、通勤経路の運行状況を教えてくれます。これはもの凄く助かっているのですが、このスキルを「アレクサ、おはよう」の定型アクションに組み込みたいです(2019年1月時点では出来ない)。
定型アクションに組み込めるのは、トーク・カレンダー・スマートホーム・音量や停止・ニュース・音楽・メッセージ・天気、です(2019年1月時点)。
ここにスキルも入ってほしいな。
朝のルーチン作業なんて毎日同じなんだから、「おはよう」と言ったら、ウェザーニュース(天気)・ナビタイムで通勤経路の運行状況・NHKニュースを順に対応して、全部終わったら爽やかな音楽を流したいんだけど。
Google Homeでは、「ショートカット」機能で実現できます。
例えば「ナビタイムでマイ路線」と言う必要があるところを、「電車は?」で応対できるように設定できるのです。
Alexaのスキルって呪文のように覚えなきゃならないので、このように言い換えることができれば便利ですよね。なおかつ、それを定型アクションに組み込みたいのですよ。
ぜひAmazon Echoにも頑張ってもらいたいです。
ちなみに、ナビタイムで「My路線」を使うためには、ナビタイムの有料会員になる必要があります。
定期券範囲とそれ以外で料金計算してくれたり、ドアtoドア検索してくれたり、バス路線とか、色々細かい部分が便利なので有料会員になっていたのですが、Alexaでも使うことができたので付加価値となりました。
家電リモコンの便利な使い方
家電リモコンは、「外出先から家電をオン/オフできる」のが一般的なアピールポイントです。
しかし私は「別の部屋から家電をオン/オフできる」素晴らしさをアピールしたいです(笑)。
別の部屋からリモコン操作
例えば、今のような寒い季節。
朝、布団から出たくないのは、部屋が寒いからですよね。寒いキッチンは足が冷えるし誰だって嫌です。
そこで、布団の中からエアコンON!ですよ。目が覚めてエアコンを点けておけば、布団の中で10~20分モゾモゾしている間に部屋が暖まります。
寝室から、キッチンのエアコンを操作できるのは、本当に便利です。
普通の赤外線リモコンは同じ部屋で操作する必要がありますが、別の部屋からリモコン操作できる便利さを味わってほしいです。
タイマー機能
操作する時間が毎日決まっているのであれば、家電リモコンの「タイマー」機能を使えます。
我が家のように10年前の古いエアコンで、タイマー機能は「~時間後にオフ」しか無いような機種でも、まるで最新式のエアコンのように、曜日・時間・温度・冷房/暖房・オン/オフを自由に設定できます。
もちろん複数パターン設定できるので、生活に合わせたタイマー利用が可能です。
複数台の設定も可能なので、起きる時間に「エアコン・テレビ・加湿器を一度に点ける」こともできます。
マクロ機能
細かい操作をしたい場合は、マクロ機能が使えます。
例えば、テレビのザッピング。チャンネルを次々変えていくのですが、マクロで「この操作をして、~秒後に次の操作をする」という設定ができるので、これを使います。
Alexaから音声操作する場合は、マクロ機能で登録しておきます。
例えば、テレビON・エアコンON・加湿器ON・照明ON など。
Alexaからは「Alexa、ただいま」と話しかけた時に、このマクロが作動するようにAlexaと家電リモコンを連携させれば、一度に操作できて本当に便利です。
先ほどのテレビのザッピングなら、「Alexa、ザッピング」で設定しています。
Alexaと家電リモコンの連携は、最高です
音声で、家電の複数の操作を一度にするのは、Alexaと家電リモコンの連携ならではの機能です。
RS-WFIREX3は国内メーカーの製品なので、日本人が必要とする機能をしっかり盛り込んであります。さすがです。
単なる「ON/OFF」に限らない、痒いところに手が届くような細かい設定もできるのが素晴らしいです。我が家の場合、10年前のエアコンに付属していたリモコンでは操作できなかった「タイマーON機能」が使えるようになったので、性能アップした気分です(笑)
RS-WFIREX3は、家電リモコンの中でも値段が安い部類になります。
Echo Dotと一緒に買っても 1万2千円しないので、購入しやすいのも魅力です。
今後は、こんな使い方もしてみたい
Alexaと家電リモコンを導入しただけで、これほど便利にIoT生活できています。
便利になればなるほど、欲が湧いてくるんですよね。
次に導入するなら、こんな部分をIoT化したいなー、と思っています。
インターホンに、スイッチボット
スイッチボットを導入して、物理スイッチも操作したいですね。
例えば、インターホン。
セキュリティ的に、オートロックなのは良いのですが、その分色々煩わしいのです。
とても同感できる記事がありました。
スマートロックの天敵「マンションのオートロック」も鍵なしでスマホから開けられるようにしてみた
私の場合は、インターホンの応答に時間がかかってしまい、宅配ドライバーさんが留守だと思って不在票を入れてしまうのです。
毎回「あと3秒待って!」と思うのですが、応対が遅いんでしょうね。
スマホで応答できるマンションもあるのですが、あれは分譲向けの設備。賃貸には滅多にありません。
インターホンが鳴ったら、即座にスマホ(またはAlexa)でスイッチボットを操作してインターホンを応答状態にして、その間に自分が受話器までたどり着けば「留守」にはされないはず!
ドライバーさんも私も嬉しい、Win-Winな投資だと思うのです。
キッチンに、Alexa(Echo)をもう一台
キッチンでは、iPadでレシピ閲覧はしているのですが、Echo Showで置き換えるか、Echo Spotを追加したいです。
一番の目的はタイマー。
手がベタベタの時に、キッチンタイマーを操作するために手を洗っていたのですが、声で操作できたら便利です。
残り時間を声で確認するのも面倒なので、画面にタイマーの残り時間が表示されてくれれば助かりますよね。残り時間を見ながら並行作業をするので、キッチンでは画面が必要です。
まとめ
スマート家電(最初からネット接続できる家電製品)を買うと、お値段が高いですが、後付けで「スマート家電リモコン」を使うのは現実的な選択肢だと思いました。
外出先から家電を操作できるのは便利です。そして、室内にいる時に声で操作できるのも便利です。
そういう意味では、Alexa(やGoogle Home)と家電リモコンの組み合わせは、強力タッグだと思います。
興味を持たれた方は、ぜひ検討してみてください。